虚構推理を読みました。

 というわけで、城平京さんの『虚構推理 鋼人七瀬』を読みました。ので、珍しく感想なぞを書いてみるしだい。

 本格ミステリ大賞受賞なんていうから、どうなってしまったのだろうと思っていたのだけれど、相変わらずだったんでほっとしました。
 キャラ造形や配置、異能のありよう、かけあいの具合、クライマックス部のたたみかけ方、人を食った設定でありながら原理主義とさえ思えるほどに理に寄って(依って)いるところ、果ては時おり混ざるノイズまで、城平京はやっぱり城平京だったぞと。
 ここまできたら、誤解を恐れず乱暴に言いきってしまってもいいかと思う。この作品は、「スパイラル」の同工異曲だと。
 そうそう。高橋留美子の人魚シリーズを事前に読んどくと入りやすいかなと思ったり思わなかったり。

 しかし、去年が「隻眼の少女」で今年がこれってことは、そういう賞……ていうか、投票者の嗜好がそういう傾向にあるってことなんでしょうかね。

 さらに話は脱線した余談になるのだけど。はじめて城平氏に会った頃、ちょうど僕は「ジャムの真昼」を読んでいて、何故だかその印象が強く残っているんです(多少なりと話題にしたのかもしれない)。それに加えて今回の受賞だもんで、受賞者二人の名前が頭の中で近しい場所に刻みこまれてしまった感じがあったりします。脳内本棚で著作が入っている場所は遠く離れてるんですけど。

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ツバメだと富を招くようだけれど

 散々寝たのに、まだ眠い。とかいう呟きはどうでもよくて。

 最近、朝方に壁の中からごそごそと何者かが蠢く音が聞こえてくる。隣室との境ではなく自室の内にある壁から。これはネズミかイタチかハクビシンあたりが潜んでいるのではと思いつつベランダに足を踏みだしたところ、何かの影が二つ猛スピードで飛び去っていった。見ると、エアコンのパイプを室外機へつなぐための穴に枯れ枝の類が詰めこまれている。どうやらスズメが巣をつくっていたようだ。
 さて、どうしたものか。
 もともとエアコンなぞ買う予定もないわけだし、煙突なんかと違って塞がれて困る場所ではない。ベランダに出ることもまれだ。これはこのまま放っておいてかまわないものなのだろうか。しかし、巣ってことはここで卵が産まれて雛が孵るってことでは。とすると、餌待ちの声がピーピー鳴り響くってことではなかろうか。って、こんな小さなスペース(直径10センチあるかないかの円筒)で?
 なぞと悩みながら絶賛放置中である。

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打ち合わせはいつも雨

 は、大げさだとはいえここしばらくは悪天候続きな感じ。

 さて、本日はラヂオデパートライブ。
 と同時に表題通り定例の打ち合わせ。いつも通りだと確実にライブに間にあわないので、私的な用事を理由にするのはもうしわけないものの1時間前倒しにしてもらう。
 さらに昨夜、冷蔵庫の中身が心もとないし火曜日は野菜が安いので是が非でも買い物をしたいと思う。
 ということで、通常より1時間半早く起きることに。いつもの打ち合わせの時でさえ、微早起きだと感じている身としては超早起きである。
 で予定通りに起きて、買い物して、新宿で打ち合わせをして、渋谷に。
 って辺りですでに電池が切れかかってね。ラヂオデパートは問題なく見てたんだけど、3バンド目あたりから怪しくなって、4バンド目ではかなりな率で落ちてました。車に例えるなら、エンストを繰り返してる感じ。
 こりゃいかんと、早々に場を辞し帰宅の途についたのであります。……なんとなく敗北した感じ。
(今日の予定は明白だったのに、昨日床に入るのが遅すぎたのが悪いんじゃないの)
(そうは言うけど、急に一日だけ早寝とか無理ですよ)

 ってわけで、もう寝るよ。おやすみ。

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おめでとうございます

 今回の本格ミステリ大賞の結果を目にする。ちょっとびっくりして、呑んでいたコーヒーを気管に紛れこませてむせました。
 皆川博子さんではなく城平京さんの名前に。いや、特に何か理由があってのことではないんですけど、何となく。
 何はなくとも、おめでとうございます。皆川博子様。城平京様。

 今読んでいる本を読み終えたら、次は「虚構推理」を手に取ろうと思います。

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ことさらに日記らしく日記をしたためる

 クッションにまとわりついている毛玉が気になってしかたなくなり、駅前まで毛玉取り器を買いに出かけた。
 先週末辺りから天気が悪かったこともあって、ずいぶんと久しぶりの外出だ。この前家を出たのはGWの最中、茅ヶ崎まで行ったときか。ゴールデンウィークに電車で茅ヶ崎なんていうと優雅に聞こえたりもするけど、こちらに来ていた親のところへ顔を出し墓参りに行ったというだけの話。鎌倉街道あたりで長い渋滞に巻き込まれらのが祝日らしいといえばらしかったけれど。
 銀行に立ち寄り、目的の毛玉取り器といくつかの買い物をすませ帰宅。途中、ふらふらとミスタードーナツに寄り道。1個100円だったのでドーナツをいくつか買って帰る。桜フレンチ的なものとか。
 帰宅後、さっそくクッションの毛玉の殲滅にとりかかる。すげーな毛玉取り器、みるみる取れていくよ。昨日までの、ちまちまちまちまむしっていた労力は何だったのだろう。まあ、あれはあれで脳内麻薬が溢れてくる感じで悪くなかったのだけど。
 そして今、ドーナツ片手に優雅に仕事中。いや、嘘。まったくもって優雅ではない。

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いや……むしろWなのか……?

 いつ頃だったか忘れたのだけれど、以前文芸ラジー賞の面々はソレスタルビーングみたいだなと思ったことがある。
 そういう意味で(そういう意味なのか?)、僕が傍観者として望んでいるのは、その果てに彼等が美しい敗者となることだったりする。むしろ、敗者となれるその時まで戦いつづけてほしいと思っている。無責任で残酷な願望ですけど。

 前に一度そんな内容のことをも少し細かく書こうとしてやめたのをふと思いだしたのです。やめた理由は、「俺が……俺達がブンガクだ!」ってボケを思いついたものの、語呂はいいけど主張が間違っとるがなと気づいて、それに代わるボケを思いつけなかったからです。

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4月に読んだ本

 え? もう、4月終わったの? って感じ。
 すでに一年の三分の一(正確には、少し足りないけど)が過ぎてしまった。なんか、今年に入ってから、まだなにひとつ成したことがないようなきがするわ。とか、そんな焦りはひとまずわきに置いておいて、4月の読了本を羅列。

 伊藤計劃「The Indifference Engine」
 菅浩江「カフェ・コッペリア」
 菅浩江「プレシャス・ライアー」
 菅浩江「末枯れの花守り」
 円城塔「バナナ剥きには最適の日々」

 微妙に菅浩江月間みたいな。意図も目的もなく、ただなんとなく。
 ペース的には妥当なところかなと。せいぜい後一冊読めるかどうか。それ以上読もうとすると、どこかが雑になる気がします。あくまで個人的な読書速度の話として。

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おっさんの呟き

 個人的な悩みごとのひとつに、年相応に見られないというものがあります。見た目が若いと表現すれば、美点のように聞こえなくもないですけど。
 最近、訪問者を戸口で対応したときに一人で住んでいると答えて驚かれたということが数度ありました。新聞の勧誘員などは自虐的に「おっさん」と自分のことを称していたのだけど、七~八割方僕より年下だろうと思う。

 理由は明白で、社会との摩擦が著しく少ないせいです。
 通常、人は社会とこすれあって磨滅することで何かが削れ何かが積み重なって、皺が刻まれ歳を取っていくのでしょう。半ば引きこもりみたいな自由業者にはそれがほとんどないわけだ。
 普通に考えて、僕の同年代なんてのは会社で中間管理職あたりにあって責任を伴って判子をおしたりする立場にあるわけですよ。小学生から中学生(いや、場合によっては高校生くらい)の子どもがいておかしくない歳なんです。一人暮らしはじめましたとか言ってる場合じゃないだろうって感じでなわけですよ。

 んでも、まあ、そんな僕でも、今週「ほぼ日刊イトイ新聞」でやっていた「糸井さん、僕を『面接』してください。」って連載で糸井氏が発した「ふつうの子」という言葉に、うんそうだよねとすんなりうなずけるくらいには歳は取っていて。
 ……えっと、何が言いたいかっていうと、この連載で面接を受けていた青年の若さというか、青臭さというか、そうしたものに痛みと羨ましさとを感じてしまったって、そういう話です。

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のんびり過ごす日曜日

 今日は、長々時間をかけて豚肉を煮込んでいた。ちゃんとしたものではなくて、水に砂糖と酒と醤油を入れ、手ごろな大きさに切った豚肉を放りこんだってだけのもの。
 鍋を火にかけたまま本なぞ読んでいたら、やたらに醤油の匂いが鼻をついてきた。おやっと思ってふたを開けたら、煮詰りすぎて焼肉に(むしろ空焚きに)なりかけてた。慌てて水を足しながら、やっぱりこういうのはもっと大きな鍋でたっぷりの汁でやらないとなと思う。そこまで深い鍋って持ってないのよね。

「うおぉぉぉぉぉぉっ!」などと雄叫びをあげながら敵に突っ込んでいくことを『とっかん』するというわけですけど、書きかけて漢字に自信がもてなかったので辞書をひく。
  吶喊……敵陣に突撃するとき、ときの声をあげること。
  突貫……吶喊して敵陣に突撃すること。
 と載っていた。
 つまり、吶喊して敵陣に突っ込むことを突貫といって、突貫するときに声をあげることを吶喊というわけですね。ていうか、吶喊は突貫に内包されるって話?
 で、僕はどっちの意味で使おうとしていたのだったかしら。

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終電前に帰ってくるつもりで家を出たんだ

 昨夜は中野坂上のLODIというお店に、ラヂオデパートのライブを見に出かけてきました。
 カヴァー多めな構成で。

 中野坂上の常で、夜の夜中にTY氏の先輩の家にお邪魔する。
 焼酎を飲んで、ウクレレをいじって、東京を見渡して、とか夜通しそんな感じで。
 そして、明け方あたりから何故だかプロジェクターで映画を見はじめる。「ストレンジャー・ザン・パラダイス」と「2001年宇宙の旅」を。
 それぞれに面白い映画だったんですけど、とりあえず、2001は徹夜の果てに部屋を暗くして見る映画ではないと思うよ。途中何度か、僕の意識そのものが宇宙の果てまで連れ去られかけました。
 で、昼ごろお開きに……と思いきや、TY氏はそこからファミレスか何かで改めてビールを呷ろうと……さすがに、そこは辞退し帰ってきました。

 家に着いたのが午後で、そこから寝たので中途半端な睡眠時間で目が覚めてしまった感じ、今もまだぼんやりと眠いっす。

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