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騎士道物語(仮題)

 騎士とは国を守り、民を守るために剣を手にする者たちである。だからこそ、清廉なる白銀の鎧に身を包んでいるのである。騎士道精神とは彼等の矜持であると同時に、高潔なる誓いであり覚悟であった。
 しかし、長い歴史の中、騎士はその姿を変え、意味を変えた。
 彼らが守ろうとする者が、民たちから一部貴族へと変わってしまったのである。貴族の私兵が騎士の称号をいただき、剣を手にしてさえいた。
 古老の騎士は嘆く。「この国の騎士は死んだ。騎士道は忘れ去られ、虚ろなる絵空事となり果てた」
 一見変わらぬ平和にある国の中、憂国の民が立ちあがる。国を騎士を正すため。よりよい国を取り戻すため。
 町の広場で民たちは叫ぶ。「真の騎士とは、騎士道とは、気高く尊きものであったのでないか」と。「貴族に飼われた私兵はいらない。国のために命捧げる真の騎士を求めん」と。
 騎士たちは彼等を追い払う。「世迷言で扇動し、国を乱す者どもが」
 民の一人が問う。「あなたの騎士道とはなんだ。何を誇りとその剣をにぎる」
 しかし騎士は嗤うばかりだ。「貧しき民よ。そのような言葉を吐く、お前の胸にはいかな勲章が輝いているというのだ」

 この辺までだらだらと想像し、何となく「Zガンダム」に構図が似てるななどと思う。
 一度そう思ってしまうと妄想は止められず、あれやこれや思い浮かんでおかしくてたまらなくなってきた。ただ残念なことに、この妄想を共有できる人が周りにいないのだった。



 ……ゴメン、どうしても我慢できなくなったので、一ネタだけ。
「烏賊娘が男の名前でなにが悪い! 俺は男だよ!」

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