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2012年4月

おっさんの呟き

 個人的な悩みごとのひとつに、年相応に見られないというものがあります。見た目が若いと表現すれば、美点のように聞こえなくもないですけど。
 最近、訪問者を戸口で対応したときに一人で住んでいると答えて驚かれたということが数度ありました。新聞の勧誘員などは自虐的に「おっさん」と自分のことを称していたのだけど、七~八割方僕より年下だろうと思う。

 理由は明白で、社会との摩擦が著しく少ないせいです。
 通常、人は社会とこすれあって磨滅することで何かが削れ何かが積み重なって、皺が刻まれ歳を取っていくのでしょう。半ば引きこもりみたいな自由業者にはそれがほとんどないわけだ。
 普通に考えて、僕の同年代なんてのは会社で中間管理職あたりにあって責任を伴って判子をおしたりする立場にあるわけですよ。小学生から中学生(いや、場合によっては高校生くらい)の子どもがいておかしくない歳なんです。一人暮らしはじめましたとか言ってる場合じゃないだろうって感じでなわけですよ。

 んでも、まあ、そんな僕でも、今週「ほぼ日刊イトイ新聞」でやっていた「糸井さん、僕を『面接』してください。」って連載で糸井氏が発した「ふつうの子」という言葉に、うんそうだよねとすんなりうなずけるくらいには歳は取っていて。
 ……えっと、何が言いたいかっていうと、この連載で面接を受けていた青年の若さというか、青臭さというか、そうしたものに痛みと羨ましさとを感じてしまったって、そういう話です。

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のんびり過ごす日曜日

 今日は、長々時間をかけて豚肉を煮込んでいた。ちゃんとしたものではなくて、水に砂糖と酒と醤油を入れ、手ごろな大きさに切った豚肉を放りこんだってだけのもの。
 鍋を火にかけたまま本なぞ読んでいたら、やたらに醤油の匂いが鼻をついてきた。おやっと思ってふたを開けたら、煮詰りすぎて焼肉に(むしろ空焚きに)なりかけてた。慌てて水を足しながら、やっぱりこういうのはもっと大きな鍋でたっぷりの汁でやらないとなと思う。そこまで深い鍋って持ってないのよね。

「うおぉぉぉぉぉぉっ!」などと雄叫びをあげながら敵に突っ込んでいくことを『とっかん』するというわけですけど、書きかけて漢字に自信がもてなかったので辞書をひく。
  吶喊……敵陣に突撃するとき、ときの声をあげること。
  突貫……吶喊して敵陣に突撃すること。
 と載っていた。
 つまり、吶喊して敵陣に突っ込むことを突貫といって、突貫するときに声をあげることを吶喊というわけですね。ていうか、吶喊は突貫に内包されるって話?
 で、僕はどっちの意味で使おうとしていたのだったかしら。

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終電前に帰ってくるつもりで家を出たんだ

 昨夜は中野坂上のLODIというお店に、ラヂオデパートのライブを見に出かけてきました。
 カヴァー多めな構成で。

 中野坂上の常で、夜の夜中にTY氏の先輩の家にお邪魔する。
 焼酎を飲んで、ウクレレをいじって、東京を見渡して、とか夜通しそんな感じで。
 そして、明け方あたりから何故だかプロジェクターで映画を見はじめる。「ストレンジャー・ザン・パラダイス」と「2001年宇宙の旅」を。
 それぞれに面白い映画だったんですけど、とりあえず、2001は徹夜の果てに部屋を暗くして見る映画ではないと思うよ。途中何度か、僕の意識そのものが宇宙の果てまで連れ去られかけました。
 で、昼ごろお開きに……と思いきや、TY氏はそこからファミレスか何かで改めてビールを呷ろうと……さすがに、そこは辞退し帰ってきました。

 家に着いたのが午後で、そこから寝たので中途半端な睡眠時間で目が覚めてしまった感じ、今もまだぼんやりと眠いっす。

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有言実行三姉妹

 シュシュト……いや、三姉妹は関係なくて。

 というわけで買ってきました、
Pentomino
 ペントミノ。
 これから暇なときにちまちま遊んでやろうと思います。

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夜に呟く

 なんだか無性に「ペントミノ」で遊びたい。もくもくもくもくと遊びたい。火曜に外出するさいに買ってこようかしらん。

 あ、そうそう。昨夜の日記のメインは、あくまで「俺にはコクトーは難しかった」なわけですよ。読書スキルっていうか、詩情が致命的に足りてないな(欠落してると言った方が正確)っていう話であります。

 先述のペントミノの遊び方なんかも、詩情を感じられないトライ&エラーを繰り返す種類の人間なのですよ。などと、無理やりまとめた気になってしめくくる。

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あたりまえのことをことさらに書いてみる

 たとえば小説を読んで、その小説が楽しめなかったとして、それが「理解できなかった」と「理解はできたが、面白くなかった」はまったくの別物なわけで。
 その「理解できなかった」の中にも、専門(でなくてもいいのだけれど)知識が足りない場合と、センス的なものが必要とされる場合がある。どちらの場合であれ楽しめない原因はこちら(読者)側にあると思うのです。(下手すぎて何が書かれてるのか理解できないって場合がなくはないかもしれないけど、それは論外なので考えない)
 知識の部分でいえば、懇切丁寧に噛んで含めて教えてくれるものもあるわけだけど、なかなか染み込んでこなかったり、逆にその説明のせいで入りこめなかったりもして。回り道をしても、その知識を得てから再読するっていうのが一番の解決策なのかなと。
 センス的なものに関しては、どうしたものかと愕然とするしかないのかしら。僕の場合、先月読んだコクトーなんてのが、いい例で。どう頑張ってもつかまえられずに、読み進めるのにえらい苦労をしたのですよ。結局、読みおえても捕まえ切れなかったんじゃないかと思ってる。こんなときに、そのモヤモヤとした感じ(と、場合によっては悔しさ)をどういうベクトルに向けるかが問題で。普通、作品を理解できない俺には何かが足りないのだろうなとうなだれるものだろうと思うわけですよ。でも、最近は「俺に理解できないこの小説が悪い」的思考になる人が多いんじゃないかと。
 ……とか書きながら、実はそんなに多くはないだろうとも思ってる。ネット上で多数意見に見える言葉って、実は声が大きいだけの少数意見である場合が大半で。バカの行為が目立って見えるって話だと思うのです。
 でも、その大きいだけの声を客の声だと受け止めると、客商売としては無視できないって判断があったりもして。できるだけそっぽを向かれないように、とにかく理解できないことがないように書くってことを選ぶなんてことをしたりもして。って、こういう臆病な選択をする人が多いことの方が問題だろうと。
 読む側にも一定のスキルが必要だって前提はあってしかるべきだと思うわけですよ。スキルアップしてさらに面白さを知るとか。

 ジャンルは違うけど、前に書いたキャサリンってゲームに関する日記と同じような話だわ。

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決まり文句

 今朝の帰り路、食パンを切らしていることを思いだし、駅前のコンビニに立ち寄った。
 時間帯ゆえだろう、生産を終えたレジで「ありがとうございました」の代わりに「いってらっしゃい」と声をかけられた。さわやかで好もしい挨拶だとは思うし、送りだされる身としては心地よくもあるのだけれど、残念ながらこれから家に帰るところなのだよ。
 ていうか、登校・出勤前に食パン一斤買っていく図が想像でき……料理人とか飼育員とかだとありえるのかしら。

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中一日で再び

 昨日(8日日曜)は、渋谷7thFLOORにてラヂオデパートのライブを観てきました。

 ここしばらくバタバタとしていたせいもあって、今回たつみや君にお誘いメールを出すのを忘れていたことに家を出てから気づく。どうせ断られただろうとは思うものの、やっぱり何となく申し訳ない気分。ので、ここで陳謝。

 で、ライブ。今回、メンバー配置がいつもと違っていたのと、ステージの奥行の少なさとがあって、ドラムのkikuさんの姿が良く見えました。東京ローズのkikuさんが何と言うか愛らしかった感じで。

 ライブ後は、まあいつもの通りに。
 相変わらず、emilkoさんには「雰囲気が変わった」とか「そっくりさんみたいだ」とか、あたかもゼイリブかスナッチャーのごとき言われよう。
 そんなつもりはないのですけどね。
 でも意外と、僕本人も気づかないうちにロボトミー手術をされてたりレプリカントとすり替わってたりしている事実を、野生の感的なもので彼女が見抜いてるのかもしれず。ちょっと自分を疑ってみようかと思います。

 今回は、朝までSさんの話を聞いていました。面白かった。
 まあ、僕なんぞは自分から発信できる話もないので聞き役になるのは必然なのでありますけどね。
 途中、妙齢の女性二人がツイッターのDMで純情な少年(ん?)を弄んでいるのを横で眺めたりして。
 ていうか、Sさんのフォトジェニックぶりに驚嘆。いや、もっとなりふり構わずがっついてでもあの写真はゲットしておくべきだったと思うよ、烏賊ちゃん。

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ある意味、どこぞの賢者候補なみだと思わなくもない

 ここのところ、はじめてお会いする人が多かったりして(同じ場にいたことはあるものの言葉をかわすのがはじめてということもなくはない)、自分のことを話す必要が生じる場面が幾度かあった。今何をしてるのかとか、どうしてこうなったのかとか、苦手ながらもある程度答えるようにつとめてみた(もうちょっと無責任になれる場なら、無職のひきこもりだってことにしてしまおうとも思うんだけど)。意外と細かいこととか訊き返されたりして、その都度胃の底がきゅーってなる感覚を味わいながら、補足したりして。
 で、そうしたことを口にすればするほど、ふざけた話だと思えてくる。何かをバカにしている感じがして、世の真面目な大人たちと真摯に夢を追う若者たちにおおいにもうしわけなくなる。

 それとは別に、今回の引っ越しで部屋の奥に埋もれていた当時の品なんてものがいくつか発掘されて、そうしたものをいくつか眺めているうちに――彼は、彼女は、今どうしているのだろう――なぞと思ったりもして。

 そんなこんなで、自分はつくづく運がいいのだと痛感しているのです。出会いに恵まれているのだと。

 うん、まあ……不遜にも、いまどうしているのだろうなどと思い浮かべてしまった相手に、僕自身が、何処でどうしているのかと思われている可能性はおおいにあるわけですけど。いや、そんなふうに思われさえしていない可能性の方が大きいか。


 春の陽気と人に中てられて、こんなことを書いてしまったりしたしだい。

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初体験

 昨日(6日金曜)は、生まれて初めての歌舞伎観劇をしてきました。十人以上(二十人近く)の団体での観劇会みたいな状態。
 国立劇場にて鶴屋南北作『通し狂言絵本合法衢』を。
 細かいことはとりあえず抜きにして、とにかく面白かったです。

 その後は場所を移して食事会みたいな。
 ずっと金子國義画伯の話を聞いていた気がします。この間といい、なんだかよくわからないけど、そうしたポジションに身を置いていますね。率先して飛びこんでいってるわけではないんですけど、不思議とそうなってます。役得ってやつでしょうか。
 どうでもいい話なんだけど、豊崎さんも金子さんも、まっすぐにじっと目を見て話されるので、ちょっと……いやかなりドキドキします。これが、恋?(違います)。

 そこで一度お開き。幾人かで中野坂上で飲みなおし。
 長いことパズル問題と格闘してたような、そうでもなかったような。
 で、結局朝まで。
 最後はTY氏と二人で電車で帰る。途中練馬駅の神戸屋でパンを買って食べたりしたんですけど、あれは何だったのかしら。

 て感じで、家を出てから帰りつくまでたっぷり24時間が経過しておりました。少しばかり、どうしてこんなことになったのかって思わなくもない。そしてきっと、明日もまた朝までコースだと思うんだ。
 つか、おかげでマスターズが全然見れてないんだよね。

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春の嵐

 強風だ強風だとニュースが脅してくる中、3日火曜日は定例の打ち合わせで新宿に。
 警告には素直に従おうと、何が起きてもよいように少し早めに家を出る。が、何事もなく、異様に早く新宿についてしまい、時間をもてあます。
 打ち合わせ中は風雨ともに強かったらしいのだけれど、帰りも雨にも降られず風もあまり暴れておらず、存外すんなりと帰りつく。
 帰宅後に窓がガタガタと鳴ったり、ニュースが色々と報じていたりで、やはり風は暴れていたのだと知った感じ。
 運が良かったのだと思いながらも、もう少しくらい揉まれたかったとも思う。てか、ティーエムアールごっこしたかった……。

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3月に読んだ本

 くそう、気がついたら3月が終わってしまっていたよ。てことで、3月の読了本。

 円城塔「道化師の蝶」
 G.K.チェスタトン「詩人と狂人たち」
 ジャン・コクトー「怖るべき子供たち」

 ……さらに半減。
 3月はなんやかやとバタバタしてたんで、あまり読書の時間が取れなかったんだよね。って、はい、いいわけです。
 でも、「詩人と狂人たち」と出会えただけで今月はよしとする。中でも、「ガブリエル・ゲイルの犯罪」には涙が溢れんばかりに撃ち抜かれました。

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