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折と台

 さて、昨日は友人宅に集まって夕食をいただきながら酒を飲んできたのでした。名目は誕生会だったように記憶しています。いや、プレゼントとかすら持っていかなかったんですけど。
 いろいろと益体のないことをしゃべってきて、その大半はもう何を話したのだか記憶にのこっちゃいないのですが、一つだけ釈然としないことがあって、専門用語っていうか、業界用語的なものだからなと思いながら今ネットで調べてみたしだい。
 まあ、僕以外にとってはどうでもいい話なんですが。

 その言葉が「折(おり)」というも。
 本や雑誌なんかの印刷物っていうのは、一枚の大きな紙に複数のページを印刷してそれを折りたたんで三辺を切断するという形で作られていくわけなんですけど、その大きな一枚の紙を折りたたまれたものを折(折り丁)と呼ぶんです。本当は、この折る行為事態を「折り」って言うみたいですけど。で、その折りたたまれた折り丁一固まりを1折(ひとおり)と呼ぶんです。
 問題なのは、この1折なんですけど、昨夜同席していた友人(というか、その家の主人)の説明では1折は16ページだったわけですよ。僕なんかの感覚では、1折32ページなんでそのように告げると、「それは1台」だと訂正されたのです。
 そこが納得がいかなくて、ざっと調べてみたわけです。
 やっぱり、8ページだろうが16ページだろうが32ページだろうが、折は折のよう。ただ、1折16ページが主流らしいので、今後はそのように意識しようと思います。ここの認識がずれると、仕事の上ですれちがいが起きたりしなくもない気がするので。

 では、「台」とはなんなのか。
 雑誌なんかで構成を記した「台割り表」というものがあって、それによって折の並びを管理しているみたいです。そんなわけで僕の印象としては「折」=「台」なんですけど……。
 調べてみると、どうやら印刷機の台数を指すみたいですね。つまり、折のもとになる大きな紙を印刷するのに印刷機が1台必要なので、1台だと。ただ、片面で1台なのか両面で1台なのかっていうのが印刷所によってちがうとかどうとかいろいろと書いてるのを見かけて。よくこんなことで、混乱が起きずに印刷物が世に出ているものだなどと思ってみたり。
 そんな中で見かけた、『印刷における「1台」とは?』ってタイトルで書かれてたブログの記事が面白かったことを付記しておきます。でもリンクは貼らず。
 とりあえず、実際に印刷所に発注する立場にない僕などは今までどおり「1折=1台」として憶えておこうと思います。

 まあ、そんなわけで、世にある本というものは基本的に8の倍数(16の倍数でかまわない気もするけど、時おり半台なんて単位を耳にすることがあるので念のため)で構成されているわけです。
 ……などと記した後に、読書メーターに『(前略)紋章を継ぐ者達へ(14)』のページ数が218ページと記されていることに気づいて、おおいに首をひねる。なんて不思議な数字だ。
 現物を手に取りページをめくってみると、本編の最終ページのノンブルが218でした。その後に記事ページやら広告やら奥付やらが入ってるじゃないか。それらもろもろが8ページあって、合計で全226ページに……って、あれ?
 よくよくみたら、扉と目次に使われてるカラーページが1枚挟まっていました。

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