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10月に読んだ本2014

 何もしないままに今年が終わろうかとしている……どうかと思う。
 という感情とは関係なく、十月の読了を記す。

 山田風太郎「おんな牢秘抄 山田風太郎ベストコレクション」
 山田風太郎「くノ一忍法帖 山田風太郎ベストコレクション」
 皆川博子「薔薇忌」
 ディクソン編「アラビアン・ナイト上」

 気まぐれからものすごく久しぶりの山田風太郎。むしろ何故、ここまで放置していたのかと自らに問いたいところ。でも、久しぶりに読んだおかげで心地よさが増した気もする。
 薔薇忌は電車移動中に読んでいたものなので、読み終えるまでにずいぶんと時間がかかった感じです。いろいろと震えます。
 で、唐突に「アラビアン・ナイト」なんですけど、先日舞浜に行ったときにシンドバットの冒険を題材にしたアトラクションに乗りましてね、その時にシンドバットの物語を思いだそうとしたのだけれど、これがいっかな出てこない。かろうじて出てきたのは、七度の航海の話だったってことと、ロック鳥に捕まって脱出をしたってエピソードくらいなもので。ほかにも色々と思い浮かんではきたものの、この話はアラジンだ、これはアリババだ、これは……長靴をはいた猫(アラビアンナイトですらなくなってきた)、これは……ジャックと豆の木(巨人さえ出てくればなんでもよしか)などといったしまつ。アトラクションを終えても、やっぱり話は思いだせない。ていうか、アトラクションを見てもどんな話なんだかよくわからない。これは改めて読んでみないといかんなと思って、早速ネットで購入して読んでみたわけなのです。すべての話を読みたいわけではなくてシンドバットさえ読めればと思ったので、岩波少年文庫版を。
 十月中に上下とも読んでしまおうと思ったのだけど、本が手元に届いたのと同時に風邪で寝込んでしまったために、上巻しか読めませんでした。まあ、肝心のシンドバットの物語は上巻に収録されていたので目的は果たしたわけですけど。
 んで、読んでみての感想なんですけど……ひっでぇ話。これじゃ記憶に残ってなくてもしょうがないやって内容でした。ただ、これに似た構成の物語を最近見た気がしますテレビドラマだったと思います。けっこう人気を得た作品だったような記憶があります。
 それ以上に驚きだったのは、「アラジンと魔法のランプ」の舞台がシナだと記されていたことなんですけど、このシナが中国とイコールかどうかは怪しいけれど、インドはインドと書かれてるのでそれよりも東方なのは間違いない感じ。ていうか、これもけっこうひどい物語でした。面白くないわけじゃないんだけど、何の代償もなくランプの魔神の力が使い放題だもんで、こう気持ちが悪いと言うか、なんというか。これを起伏に富んだ物語に構成しなおした人達は、皆すごく偉いと思います。
 最後に載っていた「ベーデル王とジャウワーラ姫」って話が一番面白かったです。

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