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またこの季節がやってきたみたいな?

 午後、コタツでまどろみながら軽井沢国際カーリング選手権女子決勝の中継を見ていました。今年からワールドツアーの一戦になったそうな。8エンド制持ち時間なしタイムアウトなし。
 解説は、あの小林宏さんと昨シーズンまで中部電力チームのキャプテン(サード)で美しすぎるなんて修飾語がついてたりもした市川美余さん。
 決勝を戦ったのは、カナダと韓国のチーム。カナダチームは、盤石の強さを見せソチで金メダルを取ったチームです。
 面白い試合でした。5エンド終了時点で韓国が2点リードしていたのを6エンドで1点差に追いついたカナダチームが、7エンドで3点を取って二点リードに。
 って、先攻での3点スチールですよ。というか、この7エンド、サード辺りからひたすらに面白くって。ハウスのほぼ中央にあるナンバーワンストーンの韓国の石の前に、カナダのストーンが4個ほぼ縦に並ぶ感じで団子になっている状態で、カナダとしてはナンバーワンストーンを排除すれば大量得点のチャンス。韓国としては、ナンバーワンストーンさえ守り抜けばリードを守れって最終エンドに入れるという状況での攻防でした。結果、書いたとおりにカナダが3点を取ったわけですけど、かなりひりひりする感じでした。ジョーンズの最後の一投の美しさは鳥肌ものでした。
 これで試合は決したと思ったら、8エンドで韓国が2点取って延長に突入。そして、エクストラ9エンドも最後の一投までどちらに転ぶかわからないぎりぎりの攻防でした。
 勝ったのはカナダチーム。

 4位と健闘したヒト・コミュニケーションズチームのことも、ついでに書いておこう。
 少し前にテレビで知ったのだけど、ここはチームの成り立ち自体がドラマ的というかマンガ的で面白い。
 元々去年まで札幌国際大学チーム(その前は常呂高校チーム)として活躍していたのだけれど、卒業とともにチームは解散、スキップだった吉村はオリンピック代表にもなった北海道銀行のチームに入ったのだけれど、この4人でという思いの強かった石垣の呼びかけで残る3人が集まってリームを結成、4人目も見つからず所属先もないという状況の中にあった彼女らにヒト・コミュニケーションズが手を差し伸べる形でチームとしての体裁を整えたというもの。
 3月に会場に行かせてもらった日本選手権で、決勝進出をかけた札幌国際と中部電力の試合を見たのですけど、10エンドで2点差を追いつかれ、エクストラエンドで逆転されて負ける(ラストストーンを持ちながら負けた)という負けなくていい負け方をしてたし、その夜の準決勝でも北海道銀行チームにいいところまで迫りながら負けるという結果で、どうにも勝ち切れないもったいないチームだなと感じていたんですよ。それが、そんな分裂をしたと知って、ドラマを感じずにはいられなかったわけですよ。
 それが、ツアー内の一戦とはいえ国際大会で大健闘を見せたわけです。楽しみですよ。

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