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12月に読んだ本2015

 今年もあと数時間で終わります。今年のことは今年のうちにの精神にのっとって、12月の読了本を記して本年の日記を締めくくるしだいであります。

 47.マーセル・セロー(訳:村上春樹)「極北」
 48.柴崎友香「わたしがいなかった街で」
 49.J.D.サリンジャー(訳:村上春樹)「キャッチャー・イン・ザ・ライ」
 50.法月綸太郎「ノックス・マシン」

 47と48は、ツイッター文学賞で紹介されているのを見て、気になったものだと記憶している。
 47は、極寒の地域を舞台にしたマッドマックス的なお話。寒いとヒャッハーとはならないのだけれど、根底に流れているものは大きく違わない気がしなくもない感じ。
 48は、戦争の映像を好んで見る女性の日常的なお話……たぶん。途中で主体となるキャラクラが二人になって、締めの部分が二人目のキャラクタだったりするあたりには、ちょっと馴染めなかったかなと。
 今さら説明も不要な「ライ麦畑でつかまえて」の49。といいながら、題名ほど内容は知られていない気もするところ。いや、僕がこの歳ではじめて内容を把握したというだけのことか。そういせば、少し前にいつもいく理容店の理容師さんが「全然面白くないのだけれど、このまま読み進めていけば面白くなるのか」と不満を述べていたのだけれど、それもまあ理解できなくもない。何を面白いと思うかというところだし。青春小説の類いで、あまり劇的なお話ではないから。なんか、村上春樹訳の本が続いてる感じだけど、たまたまです。
 古典ミステリを題材に扱ったSF中編集の50。あんまり多くを語るとネタを割ることになる部類のものなのだけど、読んでると古典ミステリのあれやこれやを読みたくなる本でした。個人的には、『バベルの牢獄』が好きです。途中で仕掛けに気づいて、確認のためにページを行ったり来たりする時とか楽しいなと。

 今年は、とにかく数をこなそうと思って読書をしてきたわけなのだけど、結局読書家の人なんかには鼻で笑われる程度の数しか読めなかったね。でも、この辺りが限界。ていうか、冊数だけ増やしてもなというのが正直な感想だったりもする。なので、来年はもっとゆったりしたペースになると思います。
 あと、今年はこの人の本をっていうのがあまりなくて散漫な読書になった感じがあるので、来年はそういう作家にもっと出会えたらなと。今年読んだ中ではとりわけ中勘助でした。

 そんなところで、よいお年を。

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