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二月に読んだ本2016

 二月は話をかけて本が読めなかった。いや、読まなかったが正しいか。
 ていうか、読書以外にも何をしていたのかはあんまり覚えてない感じでもある。

 4.中勘助「蜜蜂・余生」
 5.城平京「雨の日も神様と相撲を」

 読んだ二冊ともが大変面白かったので、よしとする。
 4は、義姉(兄嫁)の死からはじまり、彼女との思い出と彼女への思いがつづられた日記の蜜蜂と、当時「蜜蜂」の発売後、その本を送られた人達からのお礼と感想を含んだ後日談的な余生の二編がまとまった一冊。同じ思いが幾度もくり返し綴られているというところはあるものの、それだけその思いの強さが現れているとも。
 そして、5である。もうね、相撲で青春小説であるというだけで、どこをどうすればという感じなのに、さらに蛙で神様なのである。くわえてほのかにミステリですらあるのだから、どうかしているとしか思えない。ただその基盤の異様さも、論理の構築が背骨であるところも、非常に城平作品らしいのである。そして積みあげられた論理の帰結に打ちのめされた末に、なんだかさわやかだし何より面白かったのだから、すげえなと感じる以外にはなにもないのであります。

 今月はもう少し読書のペースをあげたいと思うものの、花粉がどうにかなってくれないとという感じもあったりするところであります。

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