目が冴えて寝れねえといいながら熟睡しました

　男子の４継決勝のゴールの瞬間は、今回のオリンピックの中で一番興奮したときかもしれない。アメリカのミスがあったとはいえ、２位で日本がゴールするなんて。ずっとアメリカが引き継ぎ違反で失格してくれればメダルかもとか思いながら見ていた競技で、アメリカが失格になっても順位に影響のでない位置にいるなんて。
　ただただ、すげえすげえと。

　それはさておき。
　最近、シンクロの中継で多用されている水上と水中を同時に映すカメラワークがあるんですけど、けっこう本気でやめてほしいと思ってるんですけど、あれ。
　そもそも、シンクロナイズドスイミングっていうのは、水の上で行なわれている演技の美しさを見る競技であって、水中での動作なんて舞台裏みたいなものでしょう。なんていうか、人形劇の最中に舞台の下で人形を操っている団員を映しているというか、アニメ映画の最中にアフレコの様子を同時に放送しているというか、なんかそんな感じです。そうした特集をしているとかならかまわないけど、試合中の映像としては不適切な気がします。
　しかも、水中を映すという必要性から、このときの視点位置がひくいんです。そのせいで、水上の演技がわかりづらい。本末転倒です。シンクロは、斜め上の位置から俯瞰で映しつづけるのが一番だと思います。
　少し前に、水上と水中の映像をズレなく補正して映すのはすごいのだというような技術自慢みたいなことをやっていた番組があったんですけど。どんなにすごい技術でも、使い方をまちがったらそれは役立たずでしょう。
　てゆーか、あの映像を望んでいる人って多いのかしら。れいによってれいのごとく、俺はマイノリティなのかな。