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七月に読んだ本2018

 ちょっと気を抜いた……というか、ひどい暑さにだれているうちに八月に突入してしまいましたが、なんというか七月はひどく長かった感じがしています。
 サッカーを見てたのなんか、遠い昔のことのよう。
 さらにウィンブルドンとか全英オープンゴルフとかもあって。錦織が松岡修造以来のベスト8に進出したりもして、テニスもゴルフも復活がキーワードだった感じがありました。ジョコビッチとか、セリーナとか、タイガー・ウッズとか。オールドファンには、たまらない感じがあちこちにありました。
 とまあ、そんな生活だったので、やっぱり本は読んでいないわけですよ。

11.宮内悠介「エクソダス症候群」

 またしても一冊というね。
 火星生まれ地球育ちの医師である主人公が、地球を追われるように火星に戻りかつて父が務めていた精神病院につとめはじめるというSF長編。開拓地である火星の設備も薬もままならない病院で起こるあれやこれやとか、自分の出生にかかわるなんやかやとかが絡み合ったりしながら物語は進んでいきます。作者のせいか主人公のせいか、いささかドライな感じで語られていくのですが、個人的にはこのくらいが好みだったりします。

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