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五月に読んだ本2021

 どうやら僕は本を読むのが……というか、文章を読むのが遅いらしいと気づきました。今更って話なんですけど。
 僕が文章を読む速度っていうのは概ね少し早口で音読するくらいの速さで、それ以上の速さで読むのはなかなかに難しい。どんなに頑張っても、発声できる以上の速度にはならないと思います。きっと、頭の中で音読しているのだと思います。
 みんなそうなのだろうと思っていたのだけれど、実はそうではないらしい、むしろそうでない人の方が多いのかもしれないと最近知った感じです。
 いや、読書量が少ないのは、速度よりも読書に割く時間の少なさのせいなんですけど。
 て感じで五月に読んだ本。

9.大崎梢「宝の地図をみつけたら」
10.近藤史恵「震える教室」

 子どものころに祖母たちがする埋蔵金の眠る隠れ里の話を盗み聞きし、手製の地図を手掛かりに幻の村を探した二人の少年が、20歳になって再びその隠れ里を探すという9。そこにいろいろな思惑が入り乱れて的な冒険ミステリです。武田信玄家臣の穴山梅雪の埋蔵金探しを主軸に山梨の山を舞台に物語は展開していくので、この山をどれくらいうまく想像できるかが楽しめるかどうかの肝な感じがありました。(僕が読んだ範囲の)大崎梢にしては珍しく、悪い人がやたらと出てきます。
 大阪にある歴史ある私立の女子高を舞台にした短編連作ホラーの10。端正なホラーです。古い学校にひそむ怪異に遭遇する6つの短編で、とても面白かったです。きちんと何かが解決してめでたしめでたしみたいな話ではないのですけど、すっきりと話として成り立っていて、嫌な感じ(ホラー的な意味ではなく)はなく楽しめます。ただ、エピローグだけはどう解釈したものかつかみきれずに、ちょっともやもやしています。そういう装置なわけで、思う壺って感じで堪能たって話ですね。

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