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七月に読んだ本2021

 コロナに打ち勝った証とか宣って開催した大会で世界中から人を集めて、その目の前で毎日毎日じり貧の様相をお披露目してるっていうのは、どういうコントなのでしょう。
 とか言うてる間に8月です。
 新メンバーが加入して新曲が発売されてそのMVが公開されて次のライブが決定してと怒涛の展開に情緒がえらいことになってたりするのですけど、そんなこととは無関係に7月に読んだ本です。

13.菅浩江「歓喜の歌 博物館惑星III」
14.小林泰三「ドロシイ殺し」
15.劉慈欣「三体」

 アステロイドベルトから地球のラグランジュポイントに運んできた小惑星に世界中の美にまつわるものを集めた博物館惑星(衛星ではと思わなくもない)を舞台にした短編連作シリーズの3冊目の13。前巻から続いてきた兵藤健を主人公にしたシリーズの完結編かと。美とは何ぞやという話をいろいろな角度から書きながら、大きな犯罪にまつわる物語が展開していく。謎のままだったあれやこれやがすっきりして、博物館苑惑星の50周年イベントで終幕。安定した面白さ。
 メルヘン殺しシリーズの3冊目である14。今回はオズの魔法使いを題材にしています。相変わらずちょっとおかしなというかそれなりにグロテスクな人達がわらわら登場します。読みやすい作品なだけにクラクラする感じはいっそう濃いかと。にしても、毎回毎回感心するのですけど、題材とした作品にまつわる要素をこれでもかと詰め込んで成立させるとかとんでもなくすごいです。今回は、映画に関係する現実でのできごとまでおりこまれてた。そして、小林泰三作品では他作品の登場人物が登場するのも常で、今回は氏のデビュー作である「玩具修理者」の姉妹が登場します。
 世界レベルで話題になって日本語訳版が出版された2019年には日本のSF界隈では大ニュースの嵐が吹き荒れた(はずなのだけど、その外側では無風な感があり、いろいろと考えてしまったね)中国SFの傑作である15。今年3部作すべてが出版されたのでようよう読みはじめた感じです。400ページ超で物語の前提条件が提示されただけなんじゃないかという感じなので感想も述べづらい。とはいえ、一つの物語が展開され一応の結末には至ります。ホラーサスペンスみたいな話が実は宇宙レベルのSFなんだよとフェイズシフトしていく話だったかと。ともあれ続きが気になるので読んでいきます。

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