« えるすりー2のおもいで | トップページ | 変化の波 乗ってこうぜ »

九月に読んだ本2021

 先週末の事、いつも送られてくる雑誌が届いていなかった。まあ、連載が終了して一年半以上も経つし惰性というか名残で送られてきているようなものなのでいつ送られてこなくなっても不思議はないと思っていたから、そうなんだくらいに感じていたのですが、今日届いていた。
 そうか、今月から土日の郵便配達がなくなったのだっけ。
 というわけで10月です。先月読んだ本の記録です。

18.劉慈欣「三体III 死神永生 上」
19.劉慈欣「三体III 死神永生 下」

 安定の二冊といったところかと。まあ、えるすりーの間はまったく本を開かなかったわけだし、よく読み終えたものだとさえ。それだけ面白い本だったということしら。
 というわけで、三体の第三部にして完結編の18と19。物語は第二部の冒頭と同じ時代からはじまります。羅輯が面壁者に選ばれたのと同時期に進められていた階梯計画というプロジェクトにかかわった程心という女性を中心に話は進んでいくんですけど、その進み方がとんでもない。時間的にも空間的にも信じられなくらい大きくてくらくらする。章がかわるごとにまったく違う物語なんじゃないかというくらいに状況も展開も違いすぎて。読み終えるころには、ずいぶんと遠いところまで来てしまったと思わずにはいられなかった。
 これはちょっとある種のネタバレな感じもしなくはないのだけど、とにかく過酷で残酷な物語で、主人公はだけでなく地球人類すべてがひたすらに過酷な状況の中に放り込まれ続けていって、そんな過酷な状況の中で希望につながる(と思われる)細い糸をひたすらに手繰っていくお話なのです。時に大きな決断を迫られたりしながら、ただただ当たり前の希望を願って(必ずしも前へ前へ進んでいるわけでないことは作中でも示唆されている)。よくもここまでと思うほどの話でした。
 三部作を一言でまとめると、「全ての悲劇の始まりは文化大革命でした」となりましょうか(違う)。とにもかくにも、すごいものを読んだという満腹感と疲労感でいっぱいになりました。なるほど世界レベルで話題になるもの納得だわと思う一方で、気安く人に勧められる本ではないなと感じたのも事実。
 でもさ、これをドラマ化するってどういうこと?

|

« えるすりー2のおもいで | トップページ | 変化の波 乗ってこうぜ »

読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« えるすりー2のおもいで | トップページ | 変化の波 乗ってこうぜ »