やっぱりカーリングが好き

　なんか、やっぱりIOCって利権ゴロだと思うし、オリンピックの存在意義って考え直す必要があるんじゃないかって気がするわけなんだけど、それでもカーリングは見てしまう。なぜって、TV（地上波）で中継されるのが日本では四年に一度のこの機会くらいしかないから。フィギュア以外のウィンタースポーツは概ねそうだと思うけど。
　なにはともあれ、ロコソラーレの銀メダルである。すばらしい。
　準決勝とか思わず声が出てしまった瞬間が幾度もあった。
　国内の代表決定戦、オリンピック出場権獲得のための最終予選（最終予選までかかってるし）、本大会のラウンドロビン（予選リーグ）と、なんかひたすらに崖っぷちぎりぎりのところを進み続けてきたような感じがあって、その辺も含めてすごいなと。
　個人的には、イギリスがミュアヘッドが金メダルというのも感慨深かったりします。イギリスは今回選抜チームだったとか。観戦していた人には言わずもがななのだけど、カーリングってコミュニケーションのゲームなので、スキルが高い四人を寄せ集めても必ずしも強くならないところがあったりするのだけど、強かったね。
　いや、ひたすら楽しかった。
　四年前の盛り上がりを受けて本橋選手が「四年に一度くるあれですね」などと笑ってたのが記憶に強く残ってるのだけど、もう少し継続的に盛り上がってくれないかと願っています。まあ、一試合が２時間半～３時間あって一大会の試合数も多いからなぁとも思ってはいる。

　でもやっぱり、ドーピング疑惑に対するろくな裁定もできないで、ことが終わってから「コーチや関係者が冷たい」とかテレビ前の視聴者みたいな感想をどや顔で口にして悪者を作る（そもそも、ドーピング云々とコーチのスパルタは別の話では）ような会長とかいる組織が、収益の大半をせしめていく大会ってどうなん。脱サマランチって何だったんと思わないではいられない。