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六月に読んだ本2022

 ぼんやりと過ごしているうちに今年も半分が過ぎてしまいました。
 そういえば今年は住民税の請求が来ないなと思っていたら、過日、住民税非課税世帯等への臨時特別給付金の申請書類なるものがお役所からとどきました。なるほど、一般的にみれば困窮世帯だったか。無職だもんな。などと。
 さておき、六月に読んだ本です。

12.山田風太郎「黒衣の聖母」

 一冊です。
 山田風太郎傑作選推理篇と銘打たれた12。第二次世界大戦中から終戦直後くらいを舞台とした作品が集められた短編集です。推理篇となっていますが、必ずしもいわゆるミステリ的な作品ではないです。むしろ忍法帖やら明治ものやらに通じるところも多数あって、いかにも山田風太郎だなと。総じてホラーであった気もしなくもない。シニカルな戦争に対する視線もあって物語もしんどめだし、戦中の雰囲気を表わすためか作者自身がまだ若かったためか文章自体にもどこか肩肘張った感じがあったりで、読み進めるのに時間がかかりました。中でも、「裸の島」「女の島」「魔島」の三作は、あまりにあまりでお薦めです。

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