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一月に読んだ本2023

 夜寝て、朝(と呼ぶには遅い時間かも)に目を覚ますとスマホの電池が20%ほども消耗していて、いったいこいつの中で何が行なわれているのかと不思議に感じるばかりです。ていうか、用もないのにグーグルアシスタントが「何かお困りですか」とかいって勝手に表に出てきてたりして、「グーグルアシスタントが勝手に動くんですけどどうしたらいいですか」と尋ねたくなることしきり。フォトが思い出を押し付けてきたりもするし、総じて放っておいてくれないかとしか感じません。そのくせ、こういうものに限って停止しようとすると「正常に作動しなくなるおそれがあります」とかいう脅しをかけてくるっていう。ろくなもんじゃねえな。
 などと愚痴っている間に一月が終わってしまいました。あっという間というほど早かったようには思わないのですけど、客観的にみればやはり何もしていないうちに過ぎ去ったということになろうかと。
 てことで、一月に読んだ本。

1.小林泰三「ティンカー・ベル殺し」
2.ラフカディオ・ハーン著 円城塔翻訳「怪談」

「アリス殺し」から始まったシリーズの4作目にして最終作となってしまった1。今作もとことんひどい話です。むしろ、ピーターパンという作品がもともと内包している闇もあいまって、いつもにましてひどい話だったかと。誉めてます。この世界のルールに自覚的な人たちも幾人か現れいっそう混沌としてきている感じもありながら、シリーズ全体が次のステップに移ってきたと感じる内容でもありました。そして、何らかの結末に向かっている雰囲気もあった。それだけに、これ以上続きが読めないことが残念でならないと思いました。

 言わずと知れたハーンの「怪談」を円城塔が訳しなおした2。ハーンや怪談という作品が誤解され位置づけされていると感じたため、直訳調に訳したという作品です。なるほどとは思うものの、やはり日本文化に慣れ親しんでいる者が日本語で読むとその衝撃は薄めで、すんなりと読めてしまった。むしろ、巻末に添えられた解題の部分で、なるほどと腑に落ちた感じでした。たしかに「ムジナ」の話の中に「ムジナ」が何であるかの記述はいっさいない、どう受け取られたかは謎である。とはいえ、日本でだってこの話がのっぺらぼうの話だと勘違いされているような気がしないでもない。

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