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二月に読んだ本2023

 今年の花粉はひどいひどいと言われていますが、実際そのようで今日なんか目も鼻もひどい状態でくしゃみもとまらないし呼吸困難から思考も著しく鈍化していく。『確定申告』と書こうとして伸告なんて書いていたりしました。
 そんな有様ではありますが、二月に読んだ本を記しておくしだい。

3.森博嗣「オメガ城の惨劇」
4.青崎有吾「早朝始発の殺風景」
5.青崎有吾「11文字の檻」

 なんか、ものすごくものすごく久しぶりに森博嗣を読みました。の3。本当に最初のシリーズ以来だと思います。何で手に取ったかといえば、帯の『「F」の衝撃、再び。』という言葉と、副題であろう「SAIKAWA Sohei's Last Case」の文言に興味を惹かれたからです。
 なるほどシリーズを読んでいる人向けの作品だというのが率直な感想。作品単体で見ると、いくつかの……ともすれば大半の要素が意味があるかどうか怪しい感じがあるくらいには。以降のシリーズも読んでいれば、もっと楽しめたのかなとも。ああ、森博嗣だという感じでもあったのだけど、そのせいで書くことがないという感じでもある。

 千葉県にある架空の町を舞台に高校生を中心に書かれた短編オムニバスである4。5編+1という構成。どの話も、登場人物は少なく2~3人の会話劇で進んでいく。場面もおおむね1場面(小移動するものもあるけど)でできている。青春小説でありつつ、ミステリ的要素も多分に含んでいます。その実どれも人との距離感の話であり、多様性の話だったりもする(気がする)。短めで読みやすくて面白いとおすすめしやすい本なのだけど、普段の作品とは少し毛色が違うので青崎有吾入門にはならないと思う。

 立て続けに青崎有吾の短編集である5。こちらは、様々な媒体で発表された、舞台も題材も方向性もばらばらな短編8編を収録。最後の1篇は書下ろしです。発表時のテーマなどなどがそれぞれにあるために、各作品のことを著者自ら語る解説がついています。当たり前といえば当たり前なのですけど、「早朝~」にくらべて、ミステリ要素が強めの話が多いです。表題作でもある「11文字の檻」が好みでした。

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