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年寄りの回顧話である

 先月末ごろに配信開始された「404GAMERE:SET」(エラーゲームリセットと読む。以下エラゲ)、ヨコオタロウ氏の新作ゲームである。
 SEGAが支配する世界とかゲームを擬人化したキャラクタとか独自の世界観があるものの、信用の置けないキャラに導かれて歪んだ世界を修正していくという物語の基本構造がリィンカネと同じ気がする……ていうか、ヨコオさんはスマホゲームの物語構築法を一つしか持たないんじゃないかしらとさえ。とか思っていたら、今日から始まったリィンカネの新章が外の世界から攻撃されるって……きっと、襲ってきたのはナムコかタイトーだよ。
 とかいう与太はおいておいて、エラゲの話である。
 ペンゴとかアウトランとかハングオンとかディグダグとかゼビウスとか奇々怪界とかアフターバーナーとか年寄りにしか刺さらないだろうって選択をしていて、むしろバーチャとかファイティングバイパーズとか新しすぎませんとすら感じてしまうラインナップなゲームなのですが、個人的に刺さったのはBGMだったりする。題材となったゲームのBGMアレンジを基本にしながら雑多なピコピコ音がそれらに覆いかぶさっていて、時折印象的なメロディーが鮮明に聞こえてくるのが、かつてのテーブル筐体が整然と並べられただけのゲームセンターの環境音そのものだと感じられた。懐かしい。
 中高の頃に通った京都の新京極あたりにあったゲームセンターのことを思いだしてしまいました。
 当時の僕は、ラジオはアメリカンを聞いて、ゲーセンにNG(ナムコが発行していた冊子)をもらいに行くナムコっ子(ラジアメをナムコ要素だとするのはどうかと思う)で、スプラッターハウスやベラボーマンやオーダインなんかで遊んでいた記憶があります。セガのゲームは大型筐体が中心で高かったのであまり遊んでいなかった。テトリスやコラムスくらいかしら。
 ストIIがまだ存在していないシューティングゲームがアーケードの主流だった時代の話です。
 そんなところにストライクゾーンを持ってきてるんだから、スマホゲームとしては話題になりづらいよなと思う。
 ヘブンバーンズレッドがKEY直撃世代という少し年寄りを狙ってヒットしたっていうのは理解できる話だったりするわけですけど、そのはるか上に狙いを定めるっていうのは、やっぱりどうかしてるとしか言いようがない気がします。狙われて撃ち抜かれた人間が言うことでもないですけど。

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コメント

唐突に「ラジアメ」とか不意打ちすぎですよw
(もはや何も思い出せないけど

投稿: kiku | 2023年6月10日 (土) 23時44分

.>kikuさん
 ご無沙汰してます。
 kikuさんがラジアメを知っていたという事実に驚きを隠せないわけですが。
 わたくしは、初期に流行っていた市町村の歌が好きでした。

投稿: 梅村崇 | 2023年6月11日 (日) 13時42分

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