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2023年8月

七月に読んだ本2023

 相変わらず日々迷惑メールが来て、銀行とかカード会社とか通販サイトとかこんなにいろいろあるのねと妙に感心してみたり。でもって、銀行を名乗りながら件名が「当社サイト」云々とかなってて、初手から騙す気がないとかどういうつもりだよとか眩暈をおぼえたり。
 そんな7月に読んだ本です。

13.今村昌弘「魔眼の匣の殺人」

 一冊です。暑かったせいとか、そのせいで始終眠かったからとか理由がなくもないけれど、一番大きいのはこの本を読むのに時間がかかったからだろうって感じです。
 というわけで、前作「屍人荘の殺人」につづくシリーズの二作目である13。前作同様特殊な状況が支配する閉鎖空間で殺人事件が起こるというお話になっています。今回の特殊状況は予言・予知。多くの事件を事前に予知していた予言者が「二日間の間に男二人・女二人が死ぬ」と予言した地域に閉じ込められた男6人女5人の11人。その場から脱出する方法を探している中第一の被害者が……という感じで。
 特殊状況の使い方もミステリとしての筋立ても面白かった。探偵が推理を披露するいわゆる解決編が変に長くないのも個人的には好もしく感じました。トータルで言えば、良作だと思います。ただ、前半が長い。そのせいで読み終えるのに時間がかかったといっていいです。前提やら導入やらを既読の人に聞いて150ページくらいから読み始めるのがいいくらいに思いました(ただ、それ以前の部分にも重要な要素が含まれてはいる。ミステリだから)。
 あと、どうでもいいことではあるのだけど、シリーズ2作目ということで前作の事に触れる部分もあるのだけど、未読の人に配慮してかネタを割るような要素は隠して書いてあるんです。ミステリって大変だなと単純に感心してしまいました。

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