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八月に読んだ本2023

 なんかまたひと月の間日記を書かずに過ごしてしまった。
 この間の日曜に、前にここにも書いたアタック25で優勝した友人夫婦の祝勝会をしてきました。と称しただけで、昼間から酒飲んでくっちゃべってきただけなのですけど。それぞれの近況なんかを報告しあいながら、益体のないはなしをあれこれ。それぞれに様々なエピソードが飛び出してきて、みんなちゃんと生きてるんだななどと思ったり。そんな中で、やっぱり僕はすでに幽霊かなんかなんじゃないかと。
 そんな事件も変化もなにもない生活の中で読んだ本であります。

14.内藤了「夢探偵フロイト マッド・モラン連続死事件」
15.西尾維新「掟上今日子の推薦文」
16.西尾維新「掟上今日子の挑戦状」

 とある私立大に通う主人公は留年回避のための単位を餌に、大学内の鬱蒼とした森の中にある夢を研究する研究室に出向くことに……とはじまる14。同じ悪夢を見続けた末にその悪夢に殺されたかのように飛び降り自殺をするという事件が起こる。同じような悪夢に苛まれる人が複数存在し、死んでしまったひとも何人か存在することも。と、タイトルに反して探偵も存在しなければミステリでもなく実はホラーだった……と思って読み進めていったら、後半に大きくハンドルを切ってしっかりとミステリとして着地するという。大きな仕掛けや劇的な何かが存在するわけではないのだけれど、しっかりとまとまった端正な作品でした。

 一日ごと(寝て起きたら)に記憶がリセットされる忘却探偵の掟上今日子を探偵役に据えたシリーズものの2冊目と3冊目の15と16。たしかドラマがけっこうおもしろかったので買ってたものの1冊目を読んで以降放置していたのだと思います。だもんで、話ごとに語り手が違うことにすら驚いてしまった次第。推薦文は長編で、挑戦状は中編が三編という構成。
 とにかく何がビックリって登場人物の少なさに驚く。長編のミステリで主だったキャラクタが4人て。うち二人は、探偵と語り手です。挑戦状でも探偵、語り手、犯人の三人しか登場しないのが基本で、内一遍は犯人すらまともには登場しないなんてことにも。
 なんでそんなことになってるかといえば、この小説が掟上今日子という人物を描くことに終始しているからだと思う。それ以外の人達は(事件そのものも)彼女の輪郭を浮き彫りにするために存在しているのである。そういう作品だと理解して楽しむものだろう。だもんで、ドラマはすごい頑張ってたんだなと再認識したというのが実は一番の感想。

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